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神々の山嶺 論理哲学論考

神々の山嶺〈上〉 (集英社文庫) (文庫)
夢枕 獏 (著)

山に人生をかけた人々の話。

語り方は単調、普通だが、リアリティがある。

人物も深くつくってある。

決めゼリフも良い。山の恐ろしさも書き、単なるロマンだけでないところも好印象。

また、山の知識が無くても読める。

7章まではとても良かった。

山に登らずには居られない人々の人生、登山中での手記(ここは本当に作者の才能を感じた)は良かった。

しかしそこからの、カメラを巡る話が冗長。

山の話なのに、カメラを追う心理戦に時間をかけてどうする?

中だるみしている。

じわじわと割合が増える男女関係も、無駄に思える。

前半が良かっただけに、中盤はもっと怒涛の勢いで進めて欲しかったので残念。

下巻に期待。

下巻次第では、傑作カテゴリに入る。


論理哲学論考 (岩波文庫) (文庫)
ウィトゲンシュタイン (著), 野矢 茂樹 (翻訳)

さてやっとこさ読み終えた。

五章くらいまで大層時間がかかったが、そこからはすんなりと読めた。

やはり前回読んだ時は誤読が多かった。

ひたすら論理の限界を考える。

論理は語り得るものだ。

生は語り得ない(=示される=神秘)ものである。

小生自身が論理的会話をする(ようになった)から、読みやすかった。ま、しかし、あまり人には好かれんかもしれない。

小説を書く際には、生を示せば良いような気分になった。小生の持論では、小説は体験である。

先駆的かつ鋭利で、生の輝きを伴った思想。

それが滲み出て隠し切れないこういう本は、やっぱり好きだ。
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テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

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東京大学理科一類
物理工学科進学
そのまま院進学
医生系海外院行きたい。
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