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代替医療のトリック

代替医療のトリック [単行本]
サイモン シン (著), エツァート エルンスト (著), Simon Singh (原著), Edzard Ernst (原著), 青木 薫 (翻訳)

trick or treatment?
良いタイトルに、良い内容。
代替医療についての調査がはっきりとまとめられている。巻末には代替医療リストもあって、使い勝手も良い。
私は代替医療にはかかったことはないが、最近問題になったレメディにしても、日本のみならず海外でも、むしろ海外で使用されているということを知ってまず驚いた。

第一章は科学的根拠に基づく医療の誕生について。第二章は鍼、三章はホメオパシーについて、四章はカイロプラティック、五章はハーブ療法。そして、六章でプラセボ、あるいは真実についての考察が述べられている。

プラセボ故の錯覚と、代替医療を導入する人の巧みなトリックによって、代替医療にかなりのお金が使われているという事実。

プラセボはどうやって見分けるか、はp.92-93の二重盲検法にまとめられている。

メモ書きすると
対照群と治療群が比較されること、患者が十分に多い、群の割り振りはランダム、対照群には偽薬、同条件下で、患者と医者両者が対照か治療か分からないようにする。

たいていはプラセボ効果なのだが、効き目があるからいいという訳には行かない。実際には直っていないのに、直っていると錯覚するため、危険なのだ。

また、本当の薬や医療の心理的、金銭的妨げになる。薬の開発方法は、pp.366-367にある。前臨床試験、臨床試験123、FDAによるレビュー、市販後調査の流れだ。

そろそろ学校に行くのでまとめてしまうが、この本は読むべきである。理由は二点。代替医療に騙されないため、そして何より、医療の経緯と現実を知るためである。
しかし、更に知りたいと思うこともある。
実際の医療の処置は正しいのか?ということ。薬自体の真偽と違って、薬の出し方は正しいのか?薬を出しすぎる傾向にあるのではないか?

頭が痛いと言えば頭痛薬、腫れていれば炎症を抑える薬、そんな風に出すが、実は些末な症状に過ぎないかもしれないし、むしろ人間の体が必要な反応として行っているのかもしれない。病気の大本を直すことが第一。
そして、医者にかかるべき病気はどれだけあるのだろう?不必要に医者にかかっているのかもしれない。もしそんな本があって、かかるべき時の症状チェックリストがあるといいのだが。
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テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

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Author:Yuki
東京大学理科一類
物理工学科進学
そのまま院進学
医生系海外院行きたい。
よろしくおねがいします。

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